Works


配信中

出版社から配信されている作品をご紹介します。画像はクリックで拡大します。

『友達じゃない!』

共にシングルマザーで仲良く助け合っていた女友達2人だったが、1人は

再婚して生活に余裕ができ。1人は失業してしまう。友達のつもりで金の無心に応えようと、ギャンブルに手を出して思わぬ悲劇が起きる。

 

この作品はコミックシーモアスマートフォン版のみの配信です。パソコンでは見られませんのでご注意下さい。

『女の敵』

通勤電車で痴漢にあい、現行犯で捕まえたつもりだったが、乗り合わせた会社の同僚は、犯人は別人だと主張し、女性を叱る。保身のためトラブルを抑えたつもりだったのだが、そう都合よくは行かなかった。

『ずるい女』

自立するためにアパートで共同生活を始めた高校の同級生2人だったが、仕事もチャンスも美貌の少女が手に入れる。しかしそれは永遠に続くわけではなかった。

『憎しみの連鎖』

幼い時事業に失敗した父親の虐待、母親への暴力に苦しみ、離婚後は極度の貧困生活でいじめを受けていた少年は、拾った財布で友達をつなぎ止め

やがて金を得るために恐喝、暴行を繰り返すようになる。暴力で金を得、他人を支配することが当たり前になってしまった青年は、重罪を犯す。

実際にあった殺人事件を題材に、実在しない親戚の女性を語り手として、名前、人物像、設定を変え、独自のテーマで創作したフィクション。

『幸福の魔術』

就職を控えた娘を案じる母親が、政治家と親しい裕福な母親の縁故に頼り、裏切られる。その裏切りに報復したのは意外な人物だった。

別編集の雑誌も販売中。

販売中

 現在ネットショップで購入できる既刊在庫をご紹介します。過去繰り返し掲載、配信された作品については、加筆訂正していますので、一番新しいものを上げています。

申し訳ありませんが、売り切れ次第リストから削除します。ご希望の商品は、リンク先のネットショップから送料無料でご購入いただけますが、別のネットショップもご利用いただけます。お近くのコンビニへの取り寄せもできます。

『他人の痛み』

自己主張は強いが他人の痛みの分からない少女が無自覚にいじめの加害者になり、相手を自殺まで追い込んでも開き直るが、彼女自身も孤立し追い込まれていく。因果応報のサスペンス。

『顔』

まじめに働いていもきつい顔立ちのため面食いの上司に嫌われ、執拗な嫌がらせを受け、追いつめられるOLの恐怖、意外な救済を描いたオフィス・サスペンス。

『家なき子』

父の浮気、母の家事放棄・・・。家庭に居場所のない女子高生は無防備に男性に愛情を求める。親とは違う大人になりたかったのだが・・・。

『シンデレラの姉』

公営住宅暮らしの母子家庭の妹は結婚して自立するが、姉は妹の生活を羨み金の無心を繰り返し、その家までも奪おうと画策する。

『幸福の魔術』

就職を控えた娘を案じる母親が、政治家と親しい裕福な母親の縁故に頼り、裏切られる。その裏切りに報復したのは意外な人物だった。

別編集のアンソロジーも配信中。

『証言』

完璧主義で育児熱心な母親と、ついていけない母親の対立が、殺人事件を引き起こす。周りの主婦たちも報道被害に巻き込まれ嫌がらせを受けるが

それぞれ自分の生活を守ろうとする。


作風・絵の変遷

1987年 少女漫画 mimi Carnival

投稿時代の劇画風の絵を、担当編集者の指示で担当好みの人気作家の絵に似せて変えました。その甲斐あってデビューできましたが、既成作家の絵そっくりという読者の批判を受け、独自の絵を作ろうと1作ごとに模索しました。ストーリーも、自分の描きたい話で受けなければ白紙からの出直しです。何が描くかというテーマの選択から読者に受けるかどうかの戦いになります。受けないものを自由に描かせてもらえるわけではありません。読者アンケートがよくないと次の仕事はなく無収入が続き失業同然です。固定ファンに支持される先輩作家の壁は厚く厳しい時期でした。

今振り返ると、話以前に絵に神経を使いすぎた失敗もありました。それでも1年で5位、3位と順位を上げましたが「1位2位を取らないと、次の仕事がない扱いは変わらない」と言われました。

すぐトップに出られる即戦力が求められ、時間がかかるほど厳しくなります。私の場合はそうでした。

1992年 ヤングレディースコミック Be・Loveパイン

大手の看板雑誌の妹誌に掲載。この頃から年齢が上の女性読者に合わせて

大人風に変えました。「変な服を描くな、ファッション誌を参考にリアルな現代女性を描け」という編集者の指示もありました。それについては私自身も適切なアドバイスだったと思います。しかしネームもリテイク(直し)が多く、ベテランの壁は厚く、編集長の交代、雑誌の休刊に伴い、ヤングレディースコミック、その上のレディースコミックに営業、描く場を広げていきました。ヤングレディースコミックとレディースコミックの違いは、ヤングレディースが主に未婚読者を、レディースは既婚読者を対象にしていることです。仕事より結婚が幸せと考えている点は同じです。むしろ未婚は結婚願望が強く、シンデレラが好きで、既婚以上に甘い夢を求めています。結婚がゴールのラブコメはマンネリに見え、マニアには評価されませんが、メジャーの需要に応えないと通用しないのが現実だと思い知らされました。今でもハーレクインは人気があります。

1992年~93年 ヤングレディースコミック~レディースコミック Mints~Eleganceイブ

ヤングレディースコミックに掲載された占いの読み切りが好評で、大手の本誌でシリーズ化されました。絵は大人っぽくきれいに、を心がけ、ペンタッチも細く軽く変えました。この頃から占い漫画の注文ばかりになり、占い漫画家で生活していました。最初は編集者の企画でしたが、ネームは自力で、手相、タロット、気学を俄か勉強して描きました。読者は占いが好きで、その需要に応えることで仕事を続けることができました。ただの占い漫画ではなくストーリーにもミステリー色を出そうと苦心しました。

この時期やっと1年後まで予定を入れてもらえるプロになれました。

1993年~94年 ヤングレディースコミック SERIEミステリー

タロット占い師のシリーズです。初回からシリーズを想定し、設定は編集者の企画でしたが、ネーム他全て自力でやりました。仕事は厳しく消耗しましたが、面白くできた時期です。この作品はモニターの反応は好評だと聞きましたが、雑誌が休刊となり、別の雑誌を探します。占いの解説漫画の注文もありましたが、私はストーリーに力を入れたい、占い抜きで読者に通用するミステリーを描きたいと思うようになっていました。その当時活躍中の女性ミステリー作家の作品に刺激され、本を読んでミステリーの手法を勉強しました。しかし占い漫画も、その後たまに読み切りで描いています。

1997年 レディースコミック ミステリーLa comic

病気で1年間休筆し、故障した右腕のリハビリをしながら、占いなしで描ける場所を探し、ハッピーエンドとは違うリアルなストーリーで売っている雑誌に持ち込みました。予定調和でなく納得がいけば悲劇でもいいという編集方針が異色でした。同じ編集プロダクションの複数の雑誌に女性心理サスペンス、辛口ホームドラマを描き始めました。この時期以降の作風がほぼ私の漫画の印象になっていると思います。絵については、病気、腕の故障で画力が落ち、回復に時間がかかりました。可愛さ、美しさでは足りず、現実感と暗い感情の表現が課題でした。

2001年 レディースコミック 家庭ミステリー

人物によって顔を描き分けるようになりました。この作品は可愛い女性ときつい顔の女性の、外見と内面の落差を描いて好評でした。外見と内面の違いまで意識して人物を描くのが当然になっていました。新人時代と雲泥の差です。成長したというより、新人時代が不勉強だったいうことです。顔を描き分け、ストーリーも1作ごとに、どこかで読んだ話ではないものを描きたかったので、量産はせず、大手の仕事を断ることもありました。今となっては懐かしい、嫁姑辛口漫画ブームの忙しさでした。以後、ブログで書いてきた通り、レディースコミックに掲載していただいています。

レディースコミックに関するありがちな誤解は、女性向けのエロ漫画、です。確かに創刊当初の老舗の「YOU」は往年の少女漫画のスターがベッドシーンを見せ場にしたラブコメで復帰、他誌も追随しました。ストーリーを重視した「for Lady」が潰れたことが象徴的でした。しかしそこから人気作家、ヒット作も現れ、ストーリー重視の雑誌が増え、私が描き始めた90年代半ばには、ホラー、ミステリー、ホームドラマのレディースコミックが売れていました。当時はストーリー漫画の方がエロ漫画より原稿料が高く、ドラマ・映画化される大ヒット作も出ました。「ごくせん」も「本家のヨメ」も「ハッピー!」も「光とともに」も原作はレディースコミックです。

アダルトコンテンツがいくらでもネットで楽しめる時代に、エロ漫画は売れなくなります。原稿料もさらに安くなっています。今は主流は完全にストーリー漫画に変わっています。しかし大人ですから、生活の一部に男女関係もあるのが当然で、ことさら描写を避けているわけではありません。表現規制には反対しています。